引き継ぎは誰に必要か
本部役員、特に母親代表や会計長など、仕事の多い役職では引き継ぎが必要です。
通常、一般の委員さんでは引き継ぎはしません。
委員の仕事を統括する部長・副部長には引き継ぎを行います。
引き継ぎをちゃんと行うか
学校によります。と言ってしまうと見もフタもないのですが。
引き継ぎには、大きく分けて次のようなパターンがあります。
学校により、また役職により、引き継ぎの仕方が変わってきます。
- 1年程度、実際に隣で仕事を見て覚えてもらう
- 人気開始の1ヶ月ほど前から引き継ぎを行う
- 公式な記録と共に、引き継ぎ用の日誌やノートを渡す
- これまでの記録のみを渡す
それぞれの方法について説明します。
1年程度、実際に隣で仕事を見て覚えてもらう
PTA 会長や母親代表など、重要な役職で行われる事が多いです。
次年度の役職候補者が、1年間補佐的な仕事をしながら、一通りの仕事を覚えます。
このやり方の長所
- 現場を見てしっかりとした引き継ぎができる
記録の付け方、やり方の決まった理由などもしっかり覚えられます。 - 前任者と親しくなるため、何か質問があったら聞きやすい
- 関係者、各団体への挨拶がスムーズに行える
このやり方の短所
- 必ず複数年の任期が必要になる
- 複数年なので、引き受ける人が少なくなる
1ヶ月ほど前から引き継ぎを行う
任期の始まる1ヶ月前に次年度の役員を決め、1ヶ月程度仕事の補佐をしてもらいます。
そのついでに日誌や記録を説明して、引き継ぎを行います。
各委員の部長・副部長などで行われる事が多いです。
このやり方の長所
- ある程度しっかりとした引き継ぎができる
- 前任者に直接質問ができる
- 必要以上に長時間拘束されない
このやり方の短所
- 短期に引き継ぎを行うので、必ず前任者への質問が出る
- 次年度の役員を早く決める必要がある
引き継ぎ用の日誌やノートを用意して渡す
あらかじめ、各役職の担当者が、各役職の公式な記録だけでなく、詳細な日誌や作業メモを残しておきます。
次年度の担当者にそれを引き継ぎます。
各委員の部長・副部長などで行われる事が多いです。
このやり方の長所
- 公式記録の結果だけでなく、ある程度経緯や事情を知ることができる
- 長時間拘束されない
このやり方の短所
- 必ず前任者への質問が出る
- 各担当者によって、記録の頻度や制度にばらつきが出る
- 必要事項のメモが残っていないということも発生する
これまでの記録のみを渡す
各役職の担当者がつけた、各役職の公式な記録だけを残しておきます。
次年度の担当者にそれを引き継ぎます。
各委員の部長・副部長などで行われる事が多いです。まれに母親代表でもこれで通す学校もあります。
このやり方の長所
- 長時間拘束されない
このやり方の短所
- わからないところが多くなる
- 前任者との面識があまりないので、質問しにくい
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