PTAって何?

PTA の正式名称は Parent Teacher Association です。戦後、GHQ から導入された時からの名称です。
日本語の訳は決まっておらず、そのまま PTA と呼称しているところが多いです。
学校によっては「父母の会」など独自の名称を使っているところもあるようです。

 

黒板に書いた数式

markusspiske / Pixabay

PTAってなんのためにあるの?

社会教育法によると、本来の趣旨は「保護者と教員が学びあうことで、その成果を児童生徒に還元すること」だそうです。
実際に役員をやっている立場としては「一般の保護者と学校側の間に立つ通訳のようなな存在」です。
中に入って見ると、一見非効率的に見える行事の進行ひとつでも理由がある、などということがわかります。そ
れを一般の保護者にそれとなく伝えたり、逆に保護者側の提案を学校側に伝えたりすることが多いです。

地域性や校風にもよるでしょうが、私が役員をしている学校では
「PTA は学校側のお手伝いをしながら学校側とコミュニケーションをとり、それとなく保護者の意向を伝えて実現している温和な組織」です。

先生方からも「よく学校へ来ていろいろ手伝ってくれる保護者」という雰囲気を感じます。

各学校の PTA にはそれぞれ規約があります。入学時に配布されていますし、原本は役員会に保管してあります。
また毎年「今年のスローガン」などを決める学校もあります。

PTAってどこにあるの?

PTA は各種学校にあります。

  • 幼稚園:PTA とは言わなくても、父母会と言う名前の会や役員会があります。
  • 小学校:一般的なイメージの PTA です。公立校では地域との結びつきも強く、関連の仕事も多いです。
  • 中学校:小学校同様、PTAの出番が多いです。公立校では地域との結びつきも強いです。中高一貫校では高等部の PTA との関係が強いです。
  • 高校:保護者と教師の連絡会、意思疎通の会としての PTA があります。地域との関係はそれぞれの学校によります。
    中高一貫校の場合、高等部の PTA が中等部の PTA をリードする事が多いです。
    高専(高等専門学校)にも、実質的な PTA と言える保護者会があります。
  • 大学:あまり PTA は見かけません。保護者よりも OB 会の力が強くなります。
    また保護者がどの程度学校に関わるかは校風により異なります。