学校のゆるキャラ
最近のゆるキャラブームで、学校でもゆるキャラを作ることがあります。
小学校や中学校では「創立○○周年記念」などの機会に、高校では文化祭などで「作ろう!」という声が上がる事が多いです。
特に小学校ではゆるキャラを作るのがブームになりつつあります。
校内にある植物やオブジェにちなんだり、学校の名前を元にしたり、いろいろな要素を詰め込んだ学校のシンボルキャラクターです。
誰がデザインするの?
いくつかのパターンがあります。
- プロにデザインを頼む
きちんとしたものが出来上がりますが、学校の特色として打ち出す部分が生徒の考えとずれる可能性も。 - 生徒の有志に頼む
かなりギャンブルですが、高校生くらいになれば美術部からの提案、などという例もあります。 - 全生徒から一般募集する
小学校でも広く使われる方法です。応募数が多いので、審査が大変です。 - 先生に頼む
あまり使われない方法です。トップダウン型では愛着がわきにくいです。
私が役員をしている小学校では「3.全生徒から一般募集する」の方法を取りました。
学校の裏にある林の植物を取り入れたものになりました。
小学生のデザインですが、手直しせずに使えています。
学校行事の度に使うので、生徒もずいぶん気に入ってくれています。
誰が決定するの?
どの方法でも、いくつかの候補に絞り込み、最終的に決定することになります。
いくつかの候補に絞り込む部分は、職員側で行う事が多いです。
全生徒から一般募集した場合は、特にある程度学校側で数を絞っておきます。
数個程度に絞ったあとの最終決定には、2通りのやり方があります。
- 職員で話し合って決める
簡単ですが、密室での話し合いなので、生徒から苦情が出ることもあります。 - 生徒の投票
投票の準備が面倒ですが、その分、生徒がキャラクターへの愛着を持ってくれるようです。
何に使うの?
学校の行事やお便りに使います。企業で言うロゴマークのように使っています。
生徒から一般募集して先生が決めたものなので厳密に言えば PTA は関係ないのですが、学校行事のシンボルキャラクターということで、PTA でも多用しています。
道具としては、基本になる絵を1種類と、ハンドパペット、人間の入れる着ぐるみを作りました。
ハンドパペットと着ぐるみについては、PTA の手芸部の力をお借りしました。
プロに頼むと10数万円かかるそうですが、2万円ほどで済みました。
絵は、学校からの「学校だより」や各種お便り、行事のプログラムなどに活躍しています。
ハンドパペットは全校集会などに登場しています。
着ぐるみは、運動会や学習発表会、PTA のお祭りなどで先生や役員の誰かが着て歩き、PR しています。
ちょっとした写真撮影会になります。
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