学校のゆるキャラ

最近のゆるキャラブームで、学校でもゆるキャラを作ることがあります。

小学校や中学校では「創立○○周年記念」などの機会に、高校では文化祭などで「作ろう!」という声が上がる事が多いです。
特に小学校ではゆるキャラを作るのがブームになりつつあります。

校内にある植物やオブジェにちなんだり、学校の名前を元にしたり、いろいろな要素を詰め込んだ学校のシンボルキャラクターです。

黄色い人形

stevepb / Pixabay

誰がデザインするの?

いくつかのパターンがあります。

  1. プロにデザインを頼む
    きちんとしたものが出来上がりますが、学校の特色として打ち出す部分が生徒の考えとずれる可能性も。
  2. 生徒の有志に頼む
    かなりギャンブルですが、高校生くらいになれば美術部からの提案、などという例もあります。
  3. 全生徒から一般募集する
    小学校でも広く使われる方法です。応募数が多いので、審査が大変です。
  4. 先生に頼む
    あまり使われない方法です。トップダウン型では愛着がわきにくいです。

私が役員をしている小学校では「3.全生徒から一般募集する」の方法を取りました。
学校の裏にある林の植物を取り入れたものになりました。

小学生のデザインですが、手直しせずに使えています
学校行事の度に使うので、生徒もずいぶん気に入ってくれています。

誰が決定するの?

どの方法でも、いくつかの候補に絞り込み、最終的に決定することになります。

いくつかの候補に絞り込む部分は、職員側で行う事が多いです。
全生徒から一般募集した場合は、特にある程度学校側で数を絞っておきます。

数個程度に絞ったあとの最終決定には、2通りのやり方があります。

  • 職員で話し合って決める
    簡単ですが、密室での話し合いなので、生徒から苦情が出ることもあります。
  • 生徒の投票
    投票の準備が面倒ですが、その分、生徒がキャラクターへの愛着を持ってくれるようです。

何に使うの?

学校の行事やお便りに使います。企業で言うロゴマークのように使っています。
生徒から一般募集して先生が決めたものなので厳密に言えば PTA は関係ないのですが、学校行事のシンボルキャラクターということで、PTA でも多用しています。

道具としては、基本になる絵を1種類と、ハンドパペット、人間の入れる着ぐるみを作りました。
ハンドパペットと着ぐるみについては、PTA の手芸部の力をお借りしました。
プロに頼むと10数万円かかるそうですが、2万円ほどで済みました。

絵は、学校からの「学校だより」や各種お便り、行事のプログラムなどに活躍しています。

ハンドパペットは全校集会などに登場しています。

着ぐるみは、運動会や学習発表会、PTA のお祭りなどで先生や役員の誰かが着て歩き、PR しています。
ちょっとした写真撮影会になります。