話し合いで決める場合

PTA 役員の決め方というとまず思い浮かぶ方法です。互選会などと呼ばれています。

全員で互いの顔色を伺いながら長い時間缶詰状態で話し合い、沈黙に耐えられなくなった人の負けといわれるやり方です。
最近は少なくなりましたが、幼稚園などではまだこのやり方のところもあります。

ひたすら沈黙が続くのか、何時間くらいかかるのか、やったことがないので一概には言えませんが、大変な方法だと思います。

レゴブロックで作った会議風景

Hebi65 / Pixabay

どうやって決める?

大体次のようなやり方が多いです。

  1. 司会(先生か前年度役員)が立候補を募ります。
  2. 立候補が出なければ、ひとりずつ「どうですか?」などと聞かれます。
  3. 「できない事情」がある人の主張を聞きます。
  4. さらに立候補か他薦を募ります。
  5. 立候補がなければくじ引き、もしくは他薦された人同士で投票になりします。

話し合いの機会はいつ?

最初の懇談会など4月の早い段階で行われます。
中には多くの保護者を集めるため入学式当日に行うところもあります。

小学校の1年生や幼稚園だと、初めのうちは保護者の送り迎えがあるため、その時に行うこともあります。

全員出席している?

していません。何を言っても出てこない人はいます。だから入学式にやったりします。
懇談会のついでにやる場合は「欠席するなら当選しても文句は言わせない」という委任状を先にとっておきます。

話し合いで決着する?

なかなか決まりません。
誰でもいいから早く決まればいいのに、と思う人は多いですが、では自分がと思う人は少ないです。

話し合いの間は子供は放置で保護者を長時間拘束できないので、最近はすぐにくじ引きなり投票なり、他の方法に移行します。

この方法の長所・短所

長所

  • 多くの人の前で決定するので、誰が委員になったかがはっきりしている
  • 集まる回数が少ない

短所

  • 集まる回数は少ないが、時間がかかる
  • 感情的なしこりが残る場合もある
  • 欠席者が多いので、欠席裁判になりやすい
  • 出席者が欠席者に不快感、不公平感を持つ