子供が投票用紙を持ち帰る場合
子供が投票用紙を持ち帰る学校もあります。
学級委員や地区委員などの選出によく使われる方法です。
次のような流れで、投票用紙は配布、回収されます。
- PTA から学校に投票用紙の配布を依頼する
- 各クラスで子供に役員選出のための投票用紙を配布する
- 子供が他のお知らせと一緒に自宅に持ち帰る
- 保護者が家庭で投票用紙に記入して子供に渡す
- 子供が学校に持って行き、担任の先生に渡す
- 学校で全クラス分を取りまとめ、PTA に返却
選出対象者が集まって話し合いをすることはなく、完全にクローズドな方法です。
投票用紙の形式
用紙は子供または保護者の名前が印刷されています。
名簿は放射状の丸型、長方形などいろいろな形になっています。
名前の並び方はランダムです。出席番号順ではありません。
また、1つのクラスの中でもいくつかのパターンを作る場合もあります。
これは並び順による不公平をなくすためです。
免除対象者は名簿から外すか、免除対象者の印がついています。
投票方法
投票する人の欄にマルをつけ、子供経由で学校側に返送します。
内容が見えないように封筒に入れるよう指定があります。
立候補する場合
立候補(自薦)する場合は、決まったやり方で自分の欄に印をつけ、返送します。
学校により、赤で○をつける、名前に印鑑を押すなど、指定の方法があります。
立候補は投票(他薦)よりも優先されます。
集計
PTA 役員会に渡された後、役員会で集計されます。票数の多い順に規定の人数を当選とします。
当選者には子供経由で初会合の案内が届きます。他の保護者には PTA 総会の議事録などで発表します。
この方法の長所・短所
長所
- 記入が完全に無記名であるため、感情的なしこりが残らない
ただし立候補の場合は、集計する役員にはわかります。 - 立候補しやすい
- 名簿の順番を変更できるため、出席番号による不公平がなくなる
- 長時間保護者を拘束しない、子供を放置しないですむ
- ある程度適任者を選抜できるシステムである
短所
- 時間がかかる
- 選出を実行する役員の負担が大きくなる
名簿から免除対象者を抜く、ランダムに並んだ投票用紙を作る、開票など、たくさんの作業があります。 - 用紙を提出しない家庭がある
理由は子供が親に渡さない、親が子供に渡さない、子供が先生に渡さないなどいろいろです。 - 学校側に配布・回収などの手間がかかる
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